ダーマペン

ダーマペンとは

ダーマペンとは、先端に極細の針がついているペン型の機器です。
皮膚に針を刺して一時的に穴を開けることで、傷が修復する過程の自然治癒力を利用し、あらゆる肌トラブルの改善を目指す施術です。
ダーマペンは2011年にオーストラリアで誕生した美容医療機器で、ダーマペン1から改良を加え、最新はダーマペン4まで進化しました。
ダーマペン3が針が12本で1秒間に約1,300個の穴を開けていたのに対し、ダーマペン4は針が16本に増えて1秒間に約1,920個の穴を開けられるようになりました。
針の長さは0.1㎜単位で3.0㎜まで調整が可能。針を刺す速度は5段階で調整できるので、お悩みや部位に合わせた施術が受けられます。
振動しながら高速で針を刺す「オートマッチクバイブレーション機能」が搭載されているため、痛みを軽減しながら受けられます。
ダーマペンとは、先端に極細の針がついているペン型の機器です。
皮膚に針を刺して一時的に穴を開けることで、傷が修復する過程の自然治癒力を利用し、あらゆる肌トラブルの改善を目指す施術です。
ダーマペンは2011年にオーストラリアで誕生した美容医療機器で、ダーマペン1から改良を加え、最新はダーマペン4まで進化しました。
ダーマペン3が針が12本で1秒間に約1,300個の穴を開けていたのに対し、ダーマペン4は針が16本に増えて1秒間に約1,920個の穴を開けられるようになりました。
針の長さは0.1㎜単位で3.0㎜まで調整が可能。針を刺す速度は5段階で調整できるので、お悩みや部位に合わせた施術が受けられます。
振動しながら高速で針を刺す「オートマッチクバイブレーション機能」が搭載されているため、痛みを軽減しながら受けられます。

ダーマペンの効果

ダーマペンは針の深度を調整して表皮から真皮層にかけてアプローチします。
皮膚は一番表面にある表皮、真皮、皮下組織の3つの層で構成されています。真皮層は肌の弾力に欠かせないコラーゲンやエラスチンを生成するので、皮膚の本体部分ともいえる組織です。
ダーマペンで皮膚に無数の穴を開けることで、傷ついた皮膚を修復しようとする「創傷治癒力」を利用して、肌を再生させます。
皮膚が修復される過程で増生されるコラーゲンやエラスチンによって、ニキビ跡や毛穴開き、小ジワやくすみなどの肌トラブルが改善されます。
ダーマペンは以下のようなお悩みを改善する効果が期待されます。

ニキビ跡

ニキビの炎症が治まったあとにできるクレーター状の凹みや赤み、色素沈着にダーマペンは効果的です。
ニキビが炎症を起こすと肌を守るため、大量にメラニン色素が作られてしまうことで色素沈着したり、皮膚組織が破壊されたまま元の状態に戻らず凹んでしまいます。
ニキビ跡の凹みは真皮層にまで及んでいることが多いため、スキンケアだけで治すことは難しいです。
ダーマペンは真皮層にまで届くので、複数回施術を受けることで徐々に薄く目立たなくなっていきます。

毛穴の開き

ダーマペンで針を刺して皮膚表面に無数の穴を開けることで、線維芽細胞が活発になり、コラーゲンやエラスチン生成を促進します。
肌のハリや弾力がアップするため、毛穴開きを目立たなくさせる効果が期待できます。
また肌のターンオーバーを正常に戻すことで、毛穴に貯まっていた皮脂や汚れを排出し、キメの整った肌へと導きます。
ターンオーバーが正常化されてキメが整うと、毛穴に汚れが貯まりにくくなるので、毛穴開きを予防することもできます。

小ジワ

ダーマペンによって線維芽細胞が活発になり、コラーゲン生成を促進します。
肌が修復される過程で内側からハリと弾力のある肌の状態に戻すため、浅いシワの改善効果が期待できます。
レーザー治療と違って熱ダメージがないため、色素沈着などのリスクも防げます。

シミ・くすみ

ダーマペンは乱れたターンオーバーの周期を正常に戻し、古くなった角質や毛穴に貯まった汚れを排出します。
ターンオーバーが正常化することでくすみやシミの原因となるメラニンも排出しやすくなるため、肌をトーンアップして透明感のある肌に導きます。

肌のざらつき

古い角質が肌に貯まっているとざらついてしまい、乾燥の原因になります。
ダーマペンでターンオーバーを正常化して細胞の入れ替わりが活性化されると、古い角質が自然と剝がれやすくなるためざらつきが解消されます。
肌が乾燥していると肌を守るために余分な皮脂が分泌され、毛穴つまりやターンオーバーを乱す原因となりますが、ターンオーバーを正常化されると皮脂分泌量が適量に保たれるため乾燥も防げます。

ダーマペンの特徴

肌の深層部から肌質改善

ダーマペンは皮膚表面に無数の穴を開け、皮膚が修復される過程でコラーゲンやエラスチンが生成され、ターンオーバーが促進されます。
乱れたターンオーバーが正常化されると、古い角質がはがれやすくなって新しい肌細胞へ生まれ変わるため、肌質改善ができます。

美容成分の導入で高い美肌効果

ダーマペンの施術直後は一時的に皮膚に穴が開いているので、穴が塞がる前に美容成分を導入させると高い美肌効果が期待できます。
ダーマペン単体の施術でも効果が期待できますが、施術と同時に美容成分を導入できるのはダーマペンのメリットでもあります。
真皮層へ直接有効成分を届けることができるため、塗布するよりも美容成分の効果を発揮します。

ダウンタイムが短い

従来のダーマペンよりも腫れや痛みを軽減し、ダウンタイムが短いのが特徴です。
ダウンタイムとは基本的に施術後に起こる副作用の症状が治まる期間をいいますが、肌へのダメージが大きいほどダウンタイムは長くなる傾向にあります。
ダーマペンは皮膚表面に無数の穴を開けて傷をつけるものの、針が極細なため傷の修復が早いです。
そのため、美容医療の施術の中でもダウンタイムは比較的短くて1週間ほどです。
ダウンタイム期間中の症状も軽く、メイクで隠せる程度なので日常生活に支障をきたすことがほとんどないメリットがあります。

当院で使用する薬剤

ダーマペンの施術後にお肌のお悩みに合わせた薬剤を使用すると、より高い美肌効果を実感できます。

ヴェルベットスキン（マッサージピール）

ヴェルベットスキンは、ダーマペンとマッサージピールを組み合わせた施術です。
ヴェルベットスキンで使用するマッサージピール「PRX33」はピーリング剤で、マッサージピール単体での施術もあります。
マッサージピールは強い剥離作用と炎症作用のあるTCA(トリクロロ酢酸)を33％配合。
過酸化水素も配合されているため、TCAのデメリットである肌の剥離、炎症を抑えることができるので、皮むけや赤みが起こりにくいです。
コウジ酸も5％配合されており、抗酸化作用とメラニン生成を抑制させる作用があります。
糖化によって生じる黄ぐすみの原因であるAGEs産生抑制効果もあるので、トーンアップしたい方にもおすすめです。

ヴェルベットスキンの効果
・肌の弾力アップ
・トーンアップ
・小ジワ
・くすみ
・毛穴の開き

高濃度ビタミンC

ビタミンCは美白の代表的な成分といえます。
メラニンの生成を抑制してシミやくすみを改善する効果があるほか、コラーゲン生成を促す作用もあるため、肌の弾力もアップさせます。
さらにビタミンCには過剰な皮脂分泌を抑える働きもあるので、テカリが気になる方や皮脂分泌が多くニキビができやすい方にもおすすめです。

高濃度ビタミンCの効果
・ニキビ予防
・皮脂分泌の抑制
・毛穴の開き
・美白
・肌の弾力アップ

マイクロボトックス

マイクロボトックスは、ダーマペンの施術前にボトックスを塗布してハリ感を出す施術です。
一般的なボトックスは、シワが気になる部分にピンポイントでボトックスを注射し、表情筋を弛緩させてシワを目立たなくさせます。
マイクロボトックスは極めて微量なボトックスを皮膚の浅い部分に注入し、表情筋ではなく筋肉の表面繊維の働きだけを弱めます。
筋肉には直接作用しないため、表情が不自然になることはありません。

マイクロボトックスの効果
・肌の弾力アップ
・リフトアップ
・ほうれい線
・毛穴の開き

エクソソーム

エクソソームとは、細胞の修復や活性化を促進する細胞間情報伝達分子です。
タンパク質や遺伝物質であるDNA、RNAなどが含まれており、これらの物質が他の細胞に届けられることで、細胞同士のコミュニケーションが促進されます。
エクソソームは、神経系や免疫系などさまざまな生理機能に関与しているため、近年では再生医療のみならず美容医療にも応用されています。
美容医療では、幹細胞から抽出したエクソソームが使用されていて、肌のターンオーバーを促進して肌の老化やダメージに対抗する力を高めることができます。
また、エクソソームは細胞の核や遺伝子を含まないため、副作用や拒絶反応のリスクが低いというメリットもあります。

エクソソームの効果
・肌質改善
・ニキビ跡
・ターンオーバーを正常化
・毛穴の開き
・くすみ

ダーマペンについてよくある質問

どれくらいで効果を実感できますか？

ダーマペンの効果は施術後2週間位で実感できます。
ダーマペンは皮膚の表面に無数の穴を開けて傷をつけ、傷を修復しようとする創傷治癒力を利用するため、すぐには効果を実感しにくい施術です。
ダウンタイムが3～7日ほどあり、その間にターンオーバーによって古い角質が剥がれ落ち、さらに1週間かけて徐々に肌に変化が現れます。
ただし、ニキビ跡や妊娠線などの肌の凹凸を改善したい場合は一度の施術で効果を感じるのは難しいです。
目に見えて効果を実感できるまでには複数回の治療が必要です。

ダウンタイムはどれくらいですか？

施術直後から副作用の症状が治まるまでのダウンタイムは3～7日間程度です。
皮膚表面に無数の穴を開けるため、施術直後は出血が見られることもあり、小さなかさぶたができます。
顔全体が赤くなり、熱感、むくみ、ひりつきといった症状が出る場合がありますが、一時的な症状で数日で消失します。
施術後はお肌がデリケートになっているため刺激を与えないようにし、丁寧な保湿ケアを行うことでダウンタイムが短くなることもあります。
赤みや腫れが見られますがメイクでもカバーできる程度で、施術して24時間後からメイクが可能です。

痛みはありますか？

ダーマペンに使われている針の細さは33Gで、医療用で使われている針の中でも特に細いです。
16本の針を一気に刺しますが、高速で振動しながら刺す「オートマッチクバイブレーション」という機能が搭載されているため、痛みを軽減しながら施術が受けられます。
施術時にはさらに痛みを軽減するために麻酔クリームで表面麻酔をする場合がほとんどです。
表面麻酔をすれば皮膚の感覚が鈍くなって痛みを和らげるため、痛みに配慮した施術が可能です。

傷跡は残らないですか？

ダーマペンは皮膚に針を刺すため、施術直後は出血や内出血が見られます。
極細の針を使用しているので、針の傷跡は残りません。
かさぶたになることがありますが自然と剥がれるため、保湿ケアをしっかりして乾燥しないように気を付けてください。

何回くらい行えばいいですか？

ダーマペンは一度の施術でも効果を感じられますが、お悩みの症状によっては複数回治療を行うことでより高い効果が期待できます。
毛穴の引き締めや肌のざらつきの改善には3～6回、クレーター状のニキビ跡や妊娠線の改善には5～10回は必要になります。
お悩みの症状が重く、真皮層の深い部分にまで届いているほど回数がかかります。
薬剤を使用したり、ほかの治療と併用することで効果が高まる場合もあります。