VISIA
VISIA(ビジア)とは
VISIA(ビジア)とは、最新のカメラ技術で肌のキメやシミ、肌内部に潜んでいる隠れたシミ、毛穴の数や肌年齢が解析できる肌解析装置です。
カラー写真とUV写真を撮影し、目視では確認できない肌表面や内部の状態を画像から解析します。
VISIA(ビジア)は2つの機能によって、画像解析の誤差のない正確な解析が可能です。
1つは広範囲を照らす照明効果によって陰影による写真の色調変化の抑制、2つ目は3Dポジションマッチング機能です。
色調変化や撮影位置のズレを防ぐことで、2回目以降の撮影でも画像解析に誤差のない正確な解析ができます。
世界中のクリニックや研究機関、名だたる美容医療用のレーザー会社や化粧品開発会社でも使用されている機器です。
高性能カメラと解析技術で可視化や数値化されたデータで肌の状態を細かく解析することで、お悩みに適した治療方法の案内や、肌トラブルの予防ができるメリットがあります。
※ビジア(Visia)は米国Canfield Scientificの登録商標です。
VISIA(ビジア)で測定できる項目
毛穴の数・形
毛穴の数や形も解析できます。
毛穴は周辺の皮膚よりもわずかに凹んでいるため、画像によって陰影で毛穴と判断できます。
拡大立体画像を抽出することで毛穴の大きさや形の変化などもとらえられます。
シミの色・大きさ・形
カラー画像から肌表面のメラニン色素の量を解析し、シミの色や大きさ、形を測定します。
肉眼では確認しにくい薄いシミやそばかすまでも測定可能です。
シミはシミができている層や大きさ、濃さによって治療方法が異なります。
誤った治療方法ではかえってシミを濃くするケースもあるため、シミを解消するためには正確な診断が必要です。
隠れたシミ
隠れたシミはまだ肌表面には出ていないシミのことを言います。
「シミ爆弾」や「シミ予備軍」ともいわれており、紫外線や外部からの刺激によって、いつ皮膚表面に現れるかわかりません。
VISIA(ビジア)で将来的に出てくるであろうシミの状態を確認しておくことで、予防ができます。
ニキビ菌
VISIA(ビジア)のUV写真で皮膚表面にあるニキビ菌の原因となるポルフィリンを撮影し、量を測定することでニキビの解析ができます。
ポルフィリンはUV光に反応して光るので、ニキビの数やニキビができやすい肌質なのか把握できます。
シワの数
シワは細い線状で周辺の皮膚の色と比べて暗いという特徴から、肌表面のシワの数を解析できます。
画像でとらえた細い線状の凹みをシワと判断し、1本ずつカウントして数値化します。
肌のキメ
肌のキメは肌表面の滑らかさを解析することでわかります。
一定範囲内にある中心の肌をもとに、周辺の肌の色と比べて肌の表面の滑らかさを解析します。
肌の表面の色が均一であれば、肌のキメが細かく滑らかだと判断できます。
肌の色ムラ
顔全体の色ムラやトーンは、皮膚の色調の主な構成成分であるメラニン色素とヘモグロビンでわかります。
メラニンはシミやくすみなどの茶色系、ヘモグロビンは赤ら顔や毛細血管拡張症などの赤みです。
VISIA(ビジア)で色味を分離表示し、それぞれメラニンインデックス、ヘモグロビンインデックスとして記録解析することで解析できます。
肌年齢
VISIA(ビジア)は肌診断を行った10万人以上(うち日本人は約11,000人)分の測定結果をデータベース化しています。
データベースから何歳相当の肌であるか算出し、 同年代の平均値と自分の解析結果を比較することができます。
VISIAの特徴
正確な解析結果がわかる
VISIA(ビジア)は3次元的ポジションマッチングの機能で、撮影位置のズレによる解析の誤差が起こりにくいです。
解析部位を自由に設定でき、2回目の撮影以降でも同じ部位での正確な解析ができます。
従来の施術の症例写真ではビフォーアフターで照明の違いによって色調の変化が起こることがあるため、変化がわかりにくいデメリットがありました。
VISIA(ビジア)は照明が常に一定なので、撮影した画像の色調変化が起こらないため、変化がわかりやすいです。
カラー写真とUV写真の撮影と解析が一台で可能なため、カラー写真ではシミ、シワ、毛穴、肌の色ムラが解析でき、UV写真では隠れたシミ、ポルフィリン(ニキビ菌の代謝物)の解析ができます。
同年代の平均値と比較できる
10万人以上の肌解析がデータベース化されているので、同年代との平均値が比較できます。
肌年齢や同じ年代の100人の中で自分がどれくらい順位にいるのか客観的に知ることができるため、治療内容や普段のスキンケア方法に役立てます。
将来の肌の状態をシミュレーションできる
VISIA(ビジア)では現在の肌の状況を解析できるだけでなく、現在の肌の状態で何もケアしなかった場合の将来の肌の状況を予測できます。加齢とともに変化する状況を目の当たりにできるので、これからのケアで予防していくことができます。
クリニックの治療では現在のお悩みだけでなく、VISIA(ビジア)で得られた解析データから将来的に出てくるであろうお悩みに対してもアプローチできます。
まつげの状態も解析できる
VISIA(ビジア)は肌の解析だけでなく、まつげの解析もできます。
まつげの長さや量も、肌の解析と同時に解析可能です。
目を閉じてまつげの根本から毛先までの長さや毛量を計測して平均値を出し、5段階で表かします。
まつげ美容液や育毛剤などでまつげをボリュームアップし、どれくらいの効果があったか比較することができます。
肌解析装置は多数出ていますが、まつげの解析ができるのはVISIA(ビジア)だけです。
解析結果に基づいて治療方法を選択できる
近年美容クリニックで受けられる施術メニューは多彩になり、導入している機器も増えてきています。
シミといっても肝斑なのか、どこの層にできているシミなのかで治療方法は異なります。
診断を誤ってしまうとかえってシミを濃くしてしまうなどのリスクもあるのです。
診察では目視で肌の状態を確認し治療方法をご提案しますが、より正確に適した治療方法をご提案するためにVISIA(ビジア)は役立ちます。
画像診断を用いることで目視だけでは確認できない隠れたシミや毛穴の数なども解析できるので、客観的に診断できます。
クリニックの治療方法だけでなく、肌質に合ったスキンケア選びにも活用できます。
施術の流れ
VISIA(ビジア)についてよくある質問
撮影で浴びるUV光で日焼けしませんか?
撮影で使用するUV光は微弱なので、肌にダメージを与えたり日焼けを生じるような影響はありません。
撮影は一瞬の照射になります。
妊娠中でも撮影できますか?
妊娠中でも撮影可能です。
レントゲン写真やCTのように放射線を発するような撮影ではありません。
通常のカメラやスマホなどと同じように撮影するため、母体に影響を及ぼすようなことはないので、安心してください。
どれくらいの頻度で撮影するといいですか?
撮影する頻度は決まっていません。
治療を受ける前に撮影した後は、治療を受けて変化を感じられた時期や、1か月に1回などペースを決めて変化を解析するのもいいでしょう。
肌の変化によってご提案できる治療内容も変わってくる場合があるので、定期的に受けることを推奨します。
肌のたるみも解析できますか?
肌のたるみは解析できません。
シワや毛穴など数を数値化することはできますが、たるみの状態は定量的評価できません。
撮影の時に顔が動かないよう装置にあごを乗せて撮影するので、VISIA(ビジア)はたるみの解析には適しません。
アートメイクをしていても撮影できますか?
通常アートメイクをしていても撮影に影響したり、変色するようなことは考えにくいです。
しかしUVA光(365nm)を使用して撮影するため、アートメイクの色素が変化しないかアートメイクを施術した所で事前に確認しておくと安心です。
施術⼀覧
- 肌診断(カウンセリングのみの場合)
¥3,300(税込)
- 2回目以降で肌診断ご希望の患者様
¥3,300(税込)
- ※コースをご契約の方に限り、無料で肌診断を実施しております。(初診料・再診料はかかりません)
¥0(税込)